神戸支部特別研修会(SATOグループ代表を招いて)
兵庫県行政書士会・神戸支部主催、阪神支部、明石支部、加古川支部、東播支部、姫路支部、西播支部、但馬支部の7支部共催の特別研修会が開催されました。
場所:兵庫県学校厚生会館 2階大会議室
講師:佐藤良雄先生(SATOグループ代表)
SATOグループは、グループ年商12億円、従業員数500名超、日本最大級士業グループです。年商1億円を超えるSATO行政書士法人のほか、グループ会社として社労士法人、労働保険事務組合、給与代行会社、人材派遣会社等を運営なさっています。
船井総合研究所が主催するセミナーの講師も、佐藤良雄先生はなさっています。
あまりに規模が大きすぎて、私には現実味がありませんが、以前、神戸そごう百貨店の市民無料相談会で一緒に相談員をしたS先生が、
「それだけ大きく事業を成している人であれば、何かしら為になる話を聞けるはずです。」
と聞き、なるほどな、規模が全然違っていても参考になるお話を伺えるかもと思い、補助者と二人で参加しました。
1.行政書士は同業者研究に無関心
開業当初は東京にある建設業専門の行政書士事務所に学びに行き、ニューヨークでは記帳代行、給与計算のアウトソーシングの実態を学び、それを取り入れて事業展開し、現在では毎年香港に行き日本の士業に当たる業種の調査をしている。3人規模の行政書士事務所であれば、5人規模の行政書士事務所に行き、そこがどのようにしているのか勉強する。5人規模であれば、10人規模を、10人規模であれば30人規模を、行政書士事務所で適当なところが無ければ、税理士事務所など他の士業でも構わない。SATOグループも殆どはマネ、ただ、何をマネ、何を捨てるか、そこを考える。
2.職員が優秀でないと成り立たない
社外講習は手を上げた者には行かせる、社外の話を聞かせることが大切。教育予算は青空天井にしている、職員の資質向上のコストを惜しまない。しかし、そう心配することは無く、無料の研修もたくさんあり、なかなか手を上げないものでコスト負担にはならない。
3.最初の職員は女房と思って見つける
事業展開していくと最初の職員がとても大切、女房選びと思って良い人を見つける。その人は将来、内部の事務処理のスペシャリストになっていくはず、既存のお客さまを中心としたリピート案件など顧客管理も任せられるようになるかも知れない。
4.名称独占となる行政書士
官公署の許認可など法律により業務独占がある行政書士だが、10年後を考えると業務独占が規制緩和で撤廃され、行政書士という名称独占だけになる、と想定して準備しておいた方がよい、それでもお客さまが選んで下さるようでなければならない。近年、弁護士法人などが行政書士登録をして行政書士の業務分野に進出しているが、本当の競争相手は弁護士など士業ではなく、日立製作所など大手グループ企業でグループ内の経理記帳、給与計算など手続処理を引き受けている系列会社、グループの枠を越えて拡大してくる。
このような感じで、2時間の講義でした。創業30年の佐藤代表のお話は最後まで躍動していました。
私どものような小さな事務所が、ほそぼそと続けていくためには、どうしたらよいだろうかと思案しながら、夕暮れの会場を後にしました。
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