朝5時起床、6時出立、大阪の選手村ホテルで宿泊業務のボランティア。
普通、ボランティアというと補助的業務ですので、ホテルのチェックイン業務もホテル・フロントのサポート的な範囲なのだろうと思っていました。
実際は、ホテル・フロントとは別の場所に大会関係者専用のチェックイン・デスクを設置し、そこでチェック・イン業務を行なうことになっていました。
チェックイン・デスクはホテルの方1名、近畿日本ツーリストの方2名、ボランティア5名です。
私達ボランティアは赤ユニフォームですが、黒のユニフォームを来ていましたので、はじめ市役所の方々かと思いましたが、たずねてみると近畿日本ツーリストの方々でした。大会のサプラーヤー会社に近畿日本ツーリストさんも名を連ねていました。このようなイベント関係の業務委託もなさるのだと思い感心しました。
さて、具体的な業務は、
- 宿泊者名簿の記帳
- 帰国フライト帳票の作成
- 部屋割り
- キーの受渡し
- 仮AD証の発行
宿泊者の氏名、国、滞在予定、部屋種類を所定のシートに記入しホテルに提出します、ホテル・フロントが部屋のキーを発行しますので、それをお客様にお渡しします。
苦労したのは部屋割りです。ホテル側からは、
「部屋数に限りがあるので、できるだけ相部屋をお願いするネゴをして下さい」
と頼まれました。
ホテルの方の説明では、現状オーバーブッキング(予約過多)ぎみだそうです、しかし、これまでの経験ではキャンセルもある程度出るので最終的にはそこそこのところに落ち着くのだそうです。それでも部屋を有効に使っていただくためにも必要なお願いだと説明を受けました。
いらっしゃるのは、各国を代表する世界的な選手やそのコーチ、お医者さんなどです。
2人部屋、3人部屋、4人部屋の滞在を了承してくれないかをネゴしますが、快く受入れてくださる方々もいれば、しぶる方々もいます。
世界大会に臨んで、滞在する部屋は気兼ねなく使いたいという意向は、こちらも重々承知していますので申し訳なく気を使うことでした。
長いフライト、空港でのシャトルバス待ち、やっとホテルに着いたのですから、部屋に入って荷物を置きゆっくりしたいでしょうに、チェックインでも一仕事で申し訳なかったです。
久しぶりの英会話、「大丈夫かな!?」と心配していましたが、くるくる回る業務の忙しさのためそんなことはすっかり気にしなくなっていました。
かなり適当な英語を使っていたのではと、今、反省しています。
英語が通じない選手の方々もいて、そんな時は
「スペイン語をしゃべれる方いませんか!?」
「フランス語をしゃべれる方いませんか!?」
と、ヘルプを頼みます。
語学ボランティアができる者は、語学名を書いたバッジをユニフォームに付けています。
私も、”English”と表記された大きなバッジを付けています。
その語学ボランティアの中で、とても印象に残った方がいました。
年配のご婦人で、語学バッジは”Korean”なのですが、
「スペイン語をしゃべれる方いませんか!?」
と聞くと、駆け付けてくれて選手とスペイン語でしゃべります。
「フランス語をしゃべれる方いませんか!?」
と聞くと、駆け付けてくれて選手とフランス語でしゃべります。
いったい何ヶ国語をしゃべれるのでしょう、また、彼女はどんな努力を経てそれだけの言葉をマスターしたのでしょう。感嘆いたしました。
また、今回合点したのはアラビア語の効用、国や民族が違ってもアラビア語は広く通じるようで選手同士がアラビア語で通訳し合って下さいました。
アラビア語をマスターすれば、英語に匹敵するくらい通詞として価値があるのだろうなと思いました。
9月2日の閉会式まで、組織委員会を中心に大阪府庁、大阪市役所、旅行会社、ボランティア、みんなで力を合わせて大会を支えなくてはなりません。
世界陸上大阪大会には大阪府庁、大阪市庁からはずいぶんと人員リソースを提供しています。
府庁、市役所の公務員の方々がすこしくたびれた様子でも、世界大会終了までは大阪府民、大阪市民においてはあたたかく見守っていただきたいと思いました。